競技ダンスプロ
現役高校生
加納杏那さん
にインタビュー!
今からでも世界を目指せる!
知っておきたい
競技ダンスの魅力


社交ダンスと競技ダンスの違いは?

社交ダンスは社交の場で楽しく踊るもので、競技ダンスはダンスの美しさを競うものですから、「目的」が異なります。競技ダンスは社交ダンスをスポーツ化させたものと言えます。 さらに、社交ダンスには「スタンダード」と「ラテンアメリカン」の2種類があります。スタンダードは優雅にパーティで踊るようなワルツ・タンゴなど5つあり、ラテンアメリカンは情熱的なダンスで、チャチャチャ・サンバなど5つがあります。

わたしが出場している競技ダンスの大会は、1種目1分30秒で勝ち抜き制です。基本、審査員評価ですので、ペアの相手といかにダイナミックに踊って、審査員にアピールできるか、日々練習を重ねています。振り付けは1年で変える人もあれば、5~6年変えない人もいるので人それぞれです。また、踊りを極めること以外にも、審査員に覚えてもらうためのひとつの手段として、衣装もわたしは1年に1度変えています。


競技ダンスと出合ったきっかけは?

元々ヒップホップやバレエを習っていて、同じスタジオで4歳頃に、ペアで踊ることや衣装が煌びやかなところが魅力的に感じて社交ダンスを習いはじめました。6歳頃から競技ダンスに挑戦して、小学生高学年の時に全国大会で5位を獲れたことがプロを目指すきっかけになりました。


競技ダンスをやっていて良かったことは?

人とコミュニケーションをとることが得意になりました。ダンスを通して、たくさんの人と関わることが多いので、その力が養われたと思います。また、身体の動かし方も学んだので、ダンス以外のスポーツも得意です。


練習量はどのくらい?

平日は学校終わりに3~4時間、休日は5~6時間程度で、うち週2回は先生のレッスン、残りはペア相手と自主練習をしています。踊り続けるだけでなく、話し合いを重ねるなどして、調整・改善をしています。


同世代のプロ選手はいる?

同世代のプロ選手は私の知る限り中部エリアではいません。20代後半の選手は結構いて、大学生からサークル活動等ではじめる人が多いです。 そもそも今はまだ競技人口が少ないので、フィギュアスケート等のように幼い頃からはじめなくてもプロが目指せるのがひとつの特徴です。


中高生からはじめれば世界大会も?

夢じゃないと思います!

むしろ中高生からはじめるのは、全体からみると早い方なので、猛特訓すれば世界大会も目指せます。

またステップは世界共通なので、基本さえ覚えれば、社交ダンスとして海外の方ともダンスを介してコミュニケーションがとれます。英語が苦手な人でも国際交流ができるので、ぜひ気軽に楽しんでもらいたいです。

PROFILE
加納杏那さん

【主な実績】
・中部日本ダンス競技愛知県大会プロフェッショナルラテンアメリカンA級 6位(2018年)
・北陸中日杯争奪中部日本ダンス競技春季大会プロフェッショナルラテンアメリカン A級 5位(2019年)
・中部日本ダンス競技愛知県大会プロスタンダード B級 4位(2020年)

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