将来“やりたい仕事”が見えてくる!?
出前授業で
社会の仕組みを楽しく学ぶ
みんなの経済カードゲーム

2021年が幕開け!昨年は新型ウイルスが社会に大きな影響を与え、ティーンズの皆さんも生活スタイルの大きな変化を感じたはず。これからどんな時代がやって来るのだろう?と不安になるけれど、新しい商品やサービスが次々と登場したり、今までの常識にとらわれない面白いアイデアが生まれたりと、困難な状況下でも前に進んで行く人たちがたくさんいます。

今日ご紹介するのは、子どもから大人までが夢中になってしまうという「みんなの経済カードゲーム」を用いた特別授業。次の時代をリードする人材をサポートしたいという思いから教育支援事業をおこなう、株式会社ドングルズが主催しています。
代表の松岡 慎也さんは、16年間、小中学校の教員を務めた経験の持ち主。これまでの学校教育では学べる機会が少なかった“キャリア教育”の出前授業や、商業施設などでのイベント、企業での研修会やワークショップを全国各地でおこなっています。


「みんなの経済カードゲーム」で
社会の仕組みを学ぶ 県立岐阜商業高校での出前授業の様子

まずは5人ずつのグループ(=会社)に分け、会社名や社長、各役割を決めます。

・最初の資金2000円
・材料カード ex)木、鉄、布、米、肉など
・技術カード ex)〇〇、〇〇

これらのカードを使って、車、服、せんべいなど様々な商品を作り、「生産物カード」を手に入れます。その生産物を売って、制限時間内に資金を増やしていくゲーム。終了後は各グループの戦略を共有します。

お金をどう稼ぐか? みんなで考えるのが楽しかった。もう1回やりたい! 
休憩時間にも生徒たちが真剣になって話し合いを続けていてビックリ!

「自己分析シート」で
自分の“得意なこと”を探る

ゲームの後は、質問に答えていくと自分の“特性”が見えてくる「自己分析シート」を使った授業。コツコツやるのが得意な「ルーティン型」、チームをまとめたり人と関わるのが上手な「パーソン型」など6つのタイプに診断されます。「みんなの経済カードゲーム」で活躍できたポジションと合わせて、自分の“得意なこと”に気づくことができます。
「会社」という組織の中でも、企画・エンジニア・営業・人事・経理…など職種は様々。組織の中で自分がどんな力を発揮できるか?を考えると、将来やってみたい仕事を見つけるヒントになります。

カードゲームはルールの難易度を変えて、小学生から大人までプレイできます。

日本にある職種はなんと3万種類!会社員であっても社長であっても、公務員やフリーランスであっても、一人では決して仕事はできない、と松岡さんは語ります。辛い仕事を続けるよりも、自分の特性を生かした仕事や楽しいと思える仕事をやってみたいですよね!まずは、自分の得意なことって何だろう?と見つめ直すことから、将来の職業選択の道が開けます。

今回お話を聞いたのは…
(株)ドングルズ
代表 松岡 慎也さん

商業施設などでの教育イベントを通じて、学校ではできない学びの場を子どもたちへ提供している。学生向けのキャリア教育出前授業をはじめ、学校向け教員研修や企業向け社員研修、保護者向け子育て講座など次世代をリードするトップランナーを育成する人材教育支援事業を幅広くおこなっている。2020年夏からオンライン教育事業もスタート。

HP

teeNs 記事一覧